農作業に向けて金象印のショベルとクワを購入しました

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貸し農園で使う農機具、ショベルとクワを購入しました。どちらも、金象印がトレードマークの浅香工業の製品です。浅香工業は、日本ではじめてショベル・スコップの製造を始めた会社だそうです。会社の歴史がわかると、使う道具にも愛着が湧きますね。

農作業に必要なショベルとクワを購入

4月から利用が可能になる長久手市の市民農園たがやっせ。本格的な農園利用は初めてなので、農作業に必要な道具をもろもろ揃える必要があります。どんな道具が必要なのかと『新・野菜作り大全』[1]をみてみると、ショベルやクワなどが挙げられていました。ショベルは土を掘り起こす際に、クワは畑を耕したり畝を立てたりする際に用いるようです。

これらの道具を揃えるため、みよし市の三貴フラワーセンターに行きました。ここは大規模な園芸店なので、草花や野菜、植木の苗はもちろん、マルチシートや支柱、じょうろなどの園芸資材も品揃え豊富です。

クワやショベルも、所狭しと商品が並べられていました。価格帯はどちらも2,000円〜6,000円のあたり。値段の違いはよくわかりません。柄の材質が樫だと高いのかな。

選び方はいろいろあるんでしょうが、初心者なので実際に手に持ってみた感じと値段のバランスで選びました。ショベルはA柄造園ショベル[2]を、クワはH・S家庭鍬 大[3]をチョイス。それぞれ、3,800円と2,980円(税別)でした。

農作業に向けて購入したクワとショベル

ショベルを初めて国産化した金象印の浅香工業

購入後、この2つの道具どちらにも同じ「金象印」というシールが貼られ、鉄の部分には実際に象の刻印が彫られていることに気づきました。長い鼻でショベルを持った、かわいいゾウさんのロゴです。

ショベルを持ったゾウさんの刻印

調べてみると、金象印は浅香工業という会社のトレードマークであることがわかりました。

公式サイトの会社概要ページ[4]によると、浅香工業は古くから刃物の町として知られる大阪府堺市に本社を置く園芸用品メーカーのようです。堺の刃物問屋として寛文元年(1661年)に創業しているので、350年以上の歴史があります。

会社沿革[5]に記載されている情報がまた興味深い。明治26年(1893年)、土木鉱山事業での需要増加を見越してショベル・スコップを国内で初めて製造開始。明治30年(1897年)には「象印」を商標登録し、これが現在の「金象印」に引き継がれたようです。

ちなみに、1897年に浅香工業が商標登録した「象印」は、現在では象印マホービンが使用しています。そして、浅香工業は「象印」ではなく「金象印」を商標登録しています[6]。どういった経緯で象印から金象印になったのかは不明ですが、象印マホービンの創業は大正7年(1918年)[7]なので、浅香工業の方が早くから「象印」を使用していたことは確かです。

「象印」にまつわる小ネタをもう一つ。以下は、浅香工業の公式instagram[8]に掲載された昭和21年度の型録(カタログ)です。カタログ表紙には「象印」が描かれていますが、現在使われているものよりも写実的な描写がなされています。象印ロゴの変遷を調べることができると面白いですね。このカタログのゾウは耳や牙が比較的小さいのでアジアゾウでしょうか。

農機具は金象印で揃えようかな

とまあ、とりとめもなく浅香工業のことを綴ってみました。まだ実際に道具を使ってもいないのに、金象印に愛着が湧いてきました。ショベルやクワ以外にも、ジョレンやハサミ、散水用具から一輪車まで、さまざまな農機具が浅香工業から販売されています。今後購入する農機具も、浅香工業の製品で揃えてみようかな。

参考

  1. 藤田智(2019)藤田智の新・野菜づくり大全, NHK出版.
  2. 【土木作業用品-ショベル・スコップ】金象印 A柄造園ショベル 金象印の公式通販サイト【金象本舗】.
  3. 鍬(くわ)|金象印 土工農具の製造メーカー 浅香工業.
  4. 概要|スコップ・ショベル【土工農具・園芸用品】の製造メーカー 浅香工業.
  5. 沿革|スコップ・ショベル【土工農具・園芸用品】の製造メーカー 浅香工業.
  6. 登録番号 第5107295号, 第5088283号, 第5347029号など.
  7. あゆみ | 会社概要 | 企業情報 | 象印.
  8. 浅香工業株式会社(@asaka_industrial_co_ltd) • Instagram写真と動画.

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