栽培用のクミンの種を、貸し農園の畑に直播しました。うまく栽培できたら、収穫したクミンでカレースパイスを自作します。クミンの他にも、バジル、コリアンダー、ディルを播種して、畑の一画にハーブガーデンを作りました。

クミンでカレースパイスを作りたい
スーパーのスパイス売り場の定番商品といえばブラックペッパーやバジルなどですが、クミンも比較的よく見かけるスパイスです。GABANやS&Bなど、大手メーカーもクミンをラインナップしています。
クミンの用途としてもっとも重要なのがカレースパイスです。カレーの独特な香りはクミンによるところが大きく、カレーを手作りするならクミンは欠かすことができません。最近話題になったザ!鉄腕!DASH!!のDASHカレーでもクミンが使われています。
いつかはカレーを手作りしてみたいという願望は誰もが抱くと思いますが、せっかく農園を借りれたので、僕はクミンの栽培から初めてみようと思います。
クミンシードの入手
クミン栽培のための種を入手するため、近所のロイヤルホームセンターや行きつけの三貴フラワーセンターに行きました。しかし、どちらもクミンは置いていませんでした。かなり珍しいものも置いている三貴フラワーセンターでも売っていなかったのは意外です。
店舗での購入はあきらめ、ネット上で販売されている場所を探してみました。すると、楽天をはじめ、日野春ハーブガーデンや、マルシェ青空、高木農園など、複数のウェブサイトでクミンの種が販売されていました。
すでにアカウントのある楽天での購入が最も簡便だったので、楽天のショップからクミン(三笠園芸)の種を購入。内容量20mLで308円でしたが、500円以上でなければ注文できなかったので2袋購入し、さらに送料がかかったので総額900円ほどの出費となりました。園芸用の種としては少々お高くつきました。
クミンの種まき
クミンの栽培方法が載った本は手元にないので、まずは商品パッケージに記載の情報を確認します。
日当たり、水はけの良い、砂混じりの弱アルカリ性の肥えた土。
気温が15ºC以上になったらポットなどに点蒔きする。移植を嫌うので暖かい地方では直播が無難。適宜間引き、株間30cm位にする。ポットの場合は1本立てで仕立て、気温が安定したらなるべく幼苗のうちに定植する。
開花後、結実して成熟したものから晴天の昼ごろ刈り取り良く陰干して乾燥させてもみ取り、密閉瓶などに乾燥剤と一緒に入れ保存する。
三笠園芸 クミン の育て方
特徴的な栽培方法というわけではなく、ごく一般的なハーブの育て方でいけそうです。注意点といえば、移植を嫌うということだけでしょう。せっかく発芽しても移植したときに枯れてしまうと悲しいので、今回は畑に直播することにしました。畑の土にはすでに苦土石灰が入れてあるので、堆肥3L/m2と化成肥料100g/m2を全面施肥してから畝を立てて播種します。
袋から種を出すと、風が吹いたら飛ばされてしまいそうなほど軽い種が出てきました。稲籾よりも少し細長い形をしていて、縦に筋が入っています。

この種を畝にすじまきしました。ごく浅く掘った溝に種を落としていき、上から少し土をかけました。その後、水を撒いて種まき完了です。マルチは使わずに育てていきます。
ハーブガーデン作り
クミンの種を播いた畝にはまだまだスペースがあります。ここに、コリアンダー、バジル、ディルの種を播きました。我が家はコリアンダーやバジルを大量に消費するので、庭の鉢植えではなく畑で育てて収量を確保します。ディルは草丈が1mを超えるので、広いスペースを確保できる畑で栽培します。
種子はどれもサカタのタネ。
まずはコリアンダー(パクチー)。昨年秋に鉢植えで使った残りの種子を使います。有効期限は2019年の10月末日になっていますが、無事発芽してくれるでしょうか。

コリアンダーの種子の殻は非常に硬いので、コンクリートなど硬い面で表面を傷つけてから数時間水に浸すことで発芽の確率があがります。


コリアンダーもクミンと同様に畝にすじまきをしました。
コリアンダーの次はバジルです。バジルの種もすでに有効期限(2019年10月末日)を過ぎていますが、種がたくさんあまっているので数でカバーします。小さくて黒い、ゴマのような種子です。

バジルは、すじまきではなく点まきしました。20cm間隔で畝に小さな穴をあけ、そこに3粒ほどのバジルの種を入れます。光があるとよく発芽する性質(光好性)があるので、土はごく僅かにかけました。
最後にディル(イノンド)の種まきです。ディルの種子はクミンと似ていますが、ディルの方がより平べったい形をしています。種を買ったのは2020年に入ってからなので、ディルについては有効期限(2020年5月末日)内です。

ディルもバジルと同じように20cm間隔で3粒ほど点まきしました。
すべての種を播いたら、最後にたっぷりと水やりをして作業収量です。明日から数日は雨が降る予報なので、雨が止んだら様子を見にこようと思います。
ターメリックとトウガラシも育てます
こうしてクミンの栽培を始めたわけですが、カレースパイスにはクミン以外にも沢山の香辛料が必要です。その全てを畑で育てるわけにはいきませんが、ターメリック(秋ウコン)とトウガラシはこの畑で栽培する予定です。
どちらも植え付け時期は4月下旬ごろからなので、植え付けまでもう少し。それまでに栽培方法の勉強をしておきます。
ハーブの栽培記録
植物名:クミン, コリアンダー, バジル, ディル 値段:クミンが308円(楽天)、それ意外は180円(三貴フラワーセンター) 種まき日:すべて2020年4月11日 種まき方法:堆肥3L/100m2と化成肥料100g/100m2を全面施肥した畝に、クミンとコリアンダーはすじまき、バジルとディルは点まき。コリアンダーは殻をけずり水に浸してから種まき。マルチは使わず。 ノート:まだ最低気温が10ºCを下回る日があるので、タネまきには少し早かったかも。ハーブの生命力を信じましょう。
このブログmyrsinifolia.spaceの管理人。愛知県長久手市に暮らす4人家族の父です。自然が好きなので、ガーデニングや自然遊びの話をよく投稿します。他にも、長久手市のことや趣味のカメラ、クルマのネタなども取り上げます。