テレビとintel NUCで大画面リビングPCを作りました

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Intelの小型パソコン組み立てキットNUCとリビングの壁掛けテレビを接続して、リビングPCを作りました。5万円に満たない出費で、巨大なディスプレイを持ったパソコンが完成。リビングの大画面でブラウジングしたりネットショッピングができたり。家族みんなで使えるリビングPC、すばらしい。

テレビ台に収まるintel NUC

ちょっと残念なリビングの壁掛けテレビ

我が家のリビングには、SONYのBRAVIA(KJ-65X8500D)が壁掛けで設置してあります。「いないいないばあっ!」や「みいつけた」は子供が毎日見ていますし、「ピタゴラスイッチ」や「さわやか自然百景」、「趣味の園芸」は僕のお気に入りの番組です。

このテレビにはAndroid TVが搭載されていて、YouTubeやAmazon Primeの動画を視聴することもできます。テレビ番組よりも、こうしたネット動画の視聴用として使うことの方が多いですね。

ただ、ネット動画を視聴する時の操作性は褒められたもんじゃありません。テレビ付属のリモコンで操作するんですが、動画検索時に文字一覧から1文字づつ選んで入力するのがまあ大変。キーボードがあれば1秒程度で入力できる単語に十数秒の時間が必要です*

うんざりするAmazon Primeの文字入力画面

テレビへの不満はもう一つ。ネットに接続されているのにウェブブラウザが使えないということ**。ブラウザさえ使えれば、Amazonでの買い物したりGoogle Photosで写真を閲覧したり、Dropboxでファイル管理なんてことも可能です。Chromebookのようにブラウザだけでほとんどのことができる時代、ネット接続されるのにブラウザが使えないなんて宝の持ち腐れです。

リビングPC選び

テレビでキーボード入力やウェブブラウザを使いたいなら、テレビをパソコンと接続してしまえばいいわけです。そんなニーズに応えるために、テレビ脇に置いても邪魔にならない小型パソコン、いわゆるリビングPCが各社から販売されています。

リビングPCを選ぶにあたって、僕が真っ先に検討したのは2つ。Mac miniとRaspberry Piです。どちらもリビングPCとして一般的な商品ではないかもしれませんが、仕事やプライベートで主にMacを使い、家のマイクラサーバーとしてラズパイを活用している僕としては自然な選択肢です。

マイクラサーバーとして仕事中のラズパイ4

まず、Mac mini。リビングの大画面でMacが使えるなんてロマンがありますが、やっぱりお値段が高めです。現在買える最小構成だと、3.6GHzクアッドコアIntel Core i3、8GBメモリ、256GBのSSD。これでお値段82,800円(税別)。べらぼうに高いというほどでも無いですが、リビングPCにしてはちょっと高いなという印象。

一方のRaspberry Piは、価格も安くて小型軽量なのでリビングPCにぴったりな気がしますが、やはり性能的に不安が残ります。ラズパイ4でメモリが4GBに増えたし4K出力も可能になったとはいえ、巨大ディスプレイで写真や動画をサクサク見るにのはさすがに厳しい気がします。

Intel NUC BOXNUC8I3BEHを購入

こんな感じでリビングPCを何にしようか考えていたところ、ASCII.jpの家族で使うパソコン自作のススメという記事が目にとまりました。この記事では、子供に使わせるPCや大人の2台目PCとしてintelのNUCという商品がおすすめされています。

NUCとはNext Unit of Computingの略で、intelが手掛ける手のひらサイズの小型PCベアボーンキット(組み立てキット)です。メモリとストレージは別途自分で調達して組み込む必要がありますが、NUC本体は3万円台から購入することができます。

最安のNUCである、BOXNUC8I3BEHの仕様を調べてみました。CPUは第8世代intel Core i3-8109Uが搭載されていて、別途購入が必要なメモリはDDR4 SODIMMが2スロット、ストレージは2.5インチかM.2に対応。USB Type-Cも使える。これがamazonだと38,154円で購入できます。安い!

ただ、いくら安いといってもあくまでベアボーンキット。メモリやストレージを購入するとそこそこの値段になる、というのが一般的なオチとして予想されます。しかし、幸運なことに我が家には使われていないDDR4のメモリ2枚と2.5インチSSDが転がっています。これを組み込めば第8世代Core i3を搭載した小型PCが3万円台で入手できるわけです。こうなると買わない理由が見つかりません。我が家のリビングPCとして、intel NUC BOXNUC8I3BEHを購入しました。

Intel NUC BOXNUC8I3BEHの箱

NUCを購入する際に、いくつかのパーツも追加購入しました。付属していないACコード(ミッキー型のC5)、ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボード。そしてリビングのLANポートを増やすためのスイッチングハブです。

どれも安物で済ませてるので、NUC本体も合わせたトータルの支出は4万円台。なんとも安上がりなPCです。

BOXNUC8I3BEHの組み立てとUbuntuの導入

Intel NUC BOXNUC8I3BEHにメモリとストレージを組み込むのは非常に簡単でした。必要な工具は普通のプラスドライバーだけ。精密ドライバーすら必要ありません。ドライバーで底面のネジを外し、露出したスロットにメモリとSSDを差し込むだけで完了です。

NUCはベアボーンキットなので、OSも自分で用意する必要があります。なるべく節約したいので、Windowsではなく無料で使えるUbuntuを導入しました。普段使ってるMacで作成したUbuntu Desktop 18.04のブートUSBをNUCに挿し、キーボードのF10キーを押しながら起動します。Ubuntuのインストール画面が立ち上がるので、あとは手順に沿ってセットアップするだけです。

あっけないほど簡単に組み立てとOSのインストールが完了しました。以下、Ubuntuを起動してウェブブラウザを開いた時の写真です。

我が家のリビングPC

65インチのテレビでUbuntuが動く様は感動的ですね。なにかすごいことをやり遂げたような達成感があります。

家族で使えるリビングPC

リビングのテレビをパソコン化し、使い慣れたQWERTY配列のキーボード入力が可能に。Amazon PrimeやYouTubeで素早く目的の動画に辿りつけます。

そして、ブラウザが使えるのがやはり便利です。家族みんなで同じ画面を見ながらamazonで買い物したり、Google Photosの写真や動画を閲覧したり。また、写真販売サービスのフォトレコにアップされた長女の卒業式の写真を皆で選ぶ際にも活躍してくれました。

プライベートな用途ではなく、家族全員で楽しめるコンテンツを閲覧するにはリビングPCは最適した。今後は、子供と一緒にScratchを遊んでみようかな。

注記

  • *Bluetooth接続でキーボードやマウスを使えたり、スマホやタブレットのAndroid端末を仮想キーボードとすることもできます。でも、パソコンと同じ操作感は望めません。
  • **SONY純正のウェブブラウザがプリインストールされていますが、テレビ付属リモコンでの操作は実用的ではありません。

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