シンボルツリーのシマトネリコを抜いて新たにシラカシを植えました

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家や庭全体の雰囲気とのバランスを考えて、自宅の庭にシンボルツリーとして植えてあったシマトネリコを抜根し、新たにシラカシを植えました。

新たなシンボルツリーになったシラカシ

シマトネリコの違和感

我が家の庭には、シンボルツリーとしてシマトネリコが植えてありました。これは、住宅購入時にもともと植えてあったもので、僕が選定して植えたものではありません。

シマトネリコ(Fraxinus griffithii)はモクセイ科の常緑樹です。一般的に常緑樹は重たく暗い印象がありますが、シマトネリコは葉が小さいので爽や雰囲気を醸し出してくれます。非常に頑丈で育てやすいこともあり、近年の多くの戸建ての庭にシンボルツリーとして植えられています。

シマトネリコは熱帯や亜熱帯に分布する樹木ですが、庭木としてみたときには個人的には西洋風の印象が強い気がします。オリーブと同じで、お洒落なカフェや美容室前に植えてあるイメージです。我が家のデザインはヨーロピアンな家という印象ではなく、どちらかと言えば和な風合いが感じられるものなので、シマトネリコだと家の雰囲気と合わないな、と家を買う時から感じていました。

積水ハウスの5本の樹プロジェクト

シマトネリコの代わりになる新たなシンボルツリーを探すにあたり、積水ハウスから頂いた『庭木セレクトブック』を参考にしました。

積水ハウスは、庭を生態系の一部として捉え、各地の風土や気候に調和した庭造りを目指す「5本の樹」というプロジェクトを実施しています。5本のうち、3本は鳥のため、2本は蝶のためになる木を植えて、生き物にも人にも優しい庭造りをしましょうという取り組みです。

この5本の樹プロジェクトにもとづいた庭木カタログが『庭木セレクトブック』です。単なる庭木カタログではなく、日本の原種や在来種にこだわり、地域ごとの風土・気候にあわせた樹木選定ができる大変面白い本です。

庭木セレクトブックのヤマザクラの項

例えば、この本ではヤマザクラが載っていますがより一般的な桜であるソメイヨシノは掲載されていません。これは、ソメイヨシノが花を愛でるために改良された品種であるために蜜が少なく、鳥や蝶といった生態系を構成する生物にとってあまり有用ではないためです。

シラカシにたどり着くまで

僕がシンボルツリーに求める要件は以下の3つです。まず1つ目は、常緑樹であること。本当は落葉樹の方が好きなのですが、すでにイロハモミジやエゴノキといった落葉樹が植えてあるので、シンボルツリーぐらいは常緑でないと冬の庭が寂し過ぎるという考えです。

2つ目は、葉が比較的小さいこと。葉が大きな常緑樹が茂ると、庭が重苦しい印象になる気がします。そよ風を受けてさらさらと葉が揺れるような小柄な葉の樹木が理想的です。

そして3つ目は、我が家の雰囲気にあう日本的な樹種であることです。我が家は純和風建築というわけではありませんし、ウッドデッキもあるなど、どちらかというと今時のデザインです。ですが、メダカが入った睡蓮鉢や信楽焼風の傘立てなど、和風小物との相性が抜群です。こうした雰囲気と調和する素朴な雑木を求めました。そこで役立つのが先に紹介した積水ハウスの「樹木セレクトブック」です。

これら3つの条件と合致する樹木を「樹木セレクトブック」から探しました。その結果選んだのがシラカシ(Quercus myrsinifolia)でした。そもそも、シンボルツリーとして使えそうな常緑樹は選択肢が少ないんですよね。シラカシの他には、アラカシやソヨゴぐらいです。アラカシはシラカシよりも葉が大きいので却下。ソヨゴもいいんですが、モチノキ科のソヨゴよりブナ科のシラカシの方が素朴な雑木感があって、我が家に似合いそうなので最終的にシラカシを選びました。また、どんぐりが収穫できるというのも、シラカシの魅力です。

植栽屋さんによるシラカシの植え付け

新たなシンボルツリーをシラカシに決めたあと、積水ハウスに連絡をとって植栽屋さんを手配してもらいました。

シマトネリコはまだ若木なので自分で抜根できますし、行きつけの園芸ショップ三貴フラワーに行けばシラカシの苗の入手も可能です。ただ、シラカシはシンボルツリーとして植えるので、樹形の良い苗をタイミングよく入手する必要があります。そこはさすがにプロに任せたほうが良さそうだということで作業を依頼しました。

作業日は昨年(2019年)の11月29日でした。植え替え作業は1時間ほど。1人の職人さんが抜根から植え付けまで手作業で作業されていました。

植えられらのは、樹高約3mのシラカシの単幹。さすがプロの植木屋さん、すばらしく美しい樹形の苗を用意してくれました。大満足です。

植え付けられたシラカシ

植え替え費用は約6万円

今回の作業を業者に依頼したことにより、6万円弱の費用がかかりました。自分で苗を買って作業するなら1万円もあれば十分だと思うので、正直かなり痛い出費ではあります。

それでも、こんなに素敵なシラカシに出会えたのは業者の方のおかげだと思うので、納得して支払うことができました。

春からの成長に期待

シラカシを植えたのは11月末だったので、今はじっくりと春を待っている状態です。春になれば枝を伸ばして葉を広げ、ぐんぐんと成長してくれるはずです。鳥が集まるようになるにはかなり年数が必要でしょうが、我が家のシンボルツリーとして大事にしていこうと思います。

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